科研費若手

科研費若手に採用された。3年連続で申請した結果の、3度目の正直。

過去2年とは別のネタに替えての採用。勝因は、ずばり今までの研究を発展させた内容にしたからであろう。過去2年はそれまでやってきた実験が本当にまとまるのか不安でしょうがなく、アイデアが出てこなかったが故に、別テーマに逃げていた。それでは採用されるわけがない、と今になって振り返る。今回は、実験も進み、自分のテーマの方向性や存在意義がはっきり実感できたため、書けたのだと思う。

勤務先では科研費申請前になると、採択者によるセミナーが行われる。といってもセミナーは早くても申請締め切り1か月前頃にやるもんだから、話の内容は書式の体裁とかの見た目の話が多くなる。でも、そこは本質ではない。(実際、過去2年の申請書類の見た目は納得いくものだったが、いずれも不採用だった。民間財団でも全落ちだったから、このネタはあきらめた方がよい。)

やはりネタとストーリー。納得のいくネタと明快でシンプルなストーリー運び。

今回の採択題目の期限は2年。延長になってしまったとしても3年。いずれにせよ、次の申請に向けた準備が始まっていることを頭の片隅に置きつつ、採用された計画を粛々と進めていきたい。