Jロック注目バンド「サカナクション」
さきほどaikoの曲について書きましたが、もう一組、紹介したいバンドがあります。「サカナクション」です。
- アーティスト: サカナクション,山口一郎
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2011/03/16
- メディア: CD
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彼らのことをよく知らない方がいると思うので、改めて紹介したいと思います。(サカナクションというバンド名をはじめて聞くと、だいたい笑われてしまいますが、相当真剣なバンドです。)
彼らは北海道出身の男女混合ロックバンドです。
リーダー兼ボーカルが山口一郎。彼を中心に集まって結成されました。
(余談ですが、ベースの草刈さんは他のバンドから引き抜かれました。なので、一人だけ北海道出身ではありません。)
バンドの特徴としては、ダンスミュージックの要素をふんだんに取り入れているところです。
一方で、バンド自体のレベルがかなり高く、打ち込み音をうまく取り入れつつ、軸足はロックバンドにおいています。
そして、もう一つの特徴は、彼らの制作方法です。
他の成功しているバンドや組織もそうなんでしょうが、彼らは自分達の役割分担をはっきりさせています。(詳しくは→http://www.hotexpress.co.jp/interview/sakanaction_090121/)
このような特徴を持つ彼らは、歌詞やタイトル、ジャケット、PVにも独特のこだわりをもっています。実際、昨年発売のアルクアラウンドは、いくつか賞を受賞しました。
こんなサカナクションの音楽が、僕は好きです。
以前に紹介したThe Pains of Being Pure at Heartとはジャンルが違うと思います。
POBPAHは、決して新しさを求めているのではなく、シンプルなロックでポップで、自分が好きな音楽という点で、聴いています。僕の中では”本格派”です。(Oasisや奥田民生、スピッツも同様。aikoも個人的にはこっちに入ります。あくまで僕の考えですが。)
一方、サカナクションは、僕たちリスナーに様々な音楽を、リスナーと同じ目線で提供してくれます。1枚のアルバムの中でも、四つ打ちのダンスミュージックがあるかと思えば、ギターの弾き語り的なフォークミュージックもあり、既存のコード進行にとらわれなかったり、合唱をとりいれたり、。。
サカナクションは、マニアックすぎないギリギリのところで、うまくポップに仕上げてきます。だから、聴いてて飽きが来ない。
いうなれば、僕の中では、”技巧派”です。その音楽性のみならず、音楽的戦略や世間に対する姿勢、考え方について、参考になり、勇気付けられることがあります。
さて、そんな彼らの最新シングルが、7月20日に発売となります。今度はいったいどんな曲を我々に提供してくれるのか?首を長くして待ちたいと思います。
それではこの辺で!(終)