グランパスエイト観戦報告

今週、研究所の人たちと、名古屋グランパスアルビレックス新潟の試合を見てきました。ナビスコカップの準々決勝でした。


実は、僕は、プロのサッカー試合を生で見ること自体が初めてでした。普段もW杯をテレビで観戦するくらいで、サッカーにそれほどの思い入れはありませんでした。


今回、研究所の先生がグランパスのファンクラブに入っていて試合観戦を提案してくださったので、ものはためしで見に行ったというのが正直なところです。


しかし、いざ試合が始まってみると、それまでの感情が一変。めまぐるしく変わる展開、サポーターの白熱した応援、選手がうけるボールの音、など。普段テレビで見るのとは全く違う感覚でした。スタジアムの中にいる選手、スタッフ、サポーター、一般客が全て同じ空間で、試合を共にしている。これぞ、ライブならではの醍醐味だと感じました。


さて、試合の方は、まさにシーソーゲームの展開でした。リードしたまま、試合終了かと思った矢先に追いつかれて延長になったり、厳しい判定でPKをとられたり、と波乱の試合展開でした。終わってみれば、延長後半までもつれる接戦。結果は5−3。一方的な試合展開でなく、最後まで目が離せなかった。とても臨場感がありました。特に、得点が入ったときのなんともいえない感覚。気づいたら、立ち上がって、見知らぬ観客とハイタッチをしているという自分に驚きました。


選手は皆、たのもしかったけど、特に闘莉王選手の迫力が素晴らしかった。風格が違う。あんなに迫力ある選手だと思わなかった。パスも、ちまちま行うのでなく、大胆に対角線上に一気にだしてしまう。たまに、ありえないところに出したり、ミスをしたりするんですが、それも許せてしまうような雰囲気をかもし出していた。他の選手とも雰囲気が違いました。


あと、ストイコビッチ監督の闘志あふれる姿が印象的だった!雨が降っていたのでフードをかぶっていたのですが、得点が入ると、雨もお構いなしにフードを取り払い、ピッチまで走っていき、渾身のガッツポーズ。ああいう指揮官は、見ているこっちにも意欲と情熱を分け与えてくれますね!


ということで、一気にサッカーの楽しさを知れました。これで選手の能力やポジショニングなどの戦術を知ったら、もっと楽しめると思いました。そして、得点時に皆でわいわい盛り上がる、あの瞬間は、何にも変えがたいものがありました。


本当に、ライブっていいですね。ただ、頻繁にスタジアムに足を運ぶほどお金があるわけではないので、このライブ感を味わうために、今度はスポーツバーなどで観戦ってのも手軽でいいんじゃないかと思いました。


人生の楽しみがまた一つ増えました。